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ゾンサル・ジャムヤン・ケンツェ・リンポチェ

1961年ブータン生まれ。7歳の頃、ケンツェの系譜を受け継ぐ転生者の一人として認定される。ダライラマやカルマパ16世をはじめとする偉大な師たちより教えを受ける。またロンドン大学東洋アフリカ学院にて比較宗教学を学ぶ。東チベットのゾンサル僧院や数々の瞑想拠点における座主としての役割を果たすとともに、インドとブータンに新しく建てられた仏教哲学僧院において指導を行う。さらに、世界各国にダルマセンターを設立し、修行者の指導にあたるほか、大学講演および一般向けのティーチングを行うなど、現代チベット仏教界における中堅世代の一人として仏教の継承を担っている。

また日本でも公開され話題となった映画『ザ・カップ:夢のアンテナ』(1999)をはじめ数々の映画制作をおこなう。80年代以降、日本を度々訪れており、日本文化への造詣が深いことでも知られており、映画では小津安二郎監督から多大な影響を受けたという。川端康成、三島由紀夫、谷崎純一郎などの文学作品が愛読書である。現代日本を生きる私たちと仏陀の智慧との架け橋となり、文化や伝統などの枠組みにとらわれない仏教の本質への理解を深めるための活動をおこなっている。

他の映画作品(監督名はケンツェ・ノルブ)に『Travellers and Magicians』(2003)、『Vara: A Blessing』(2013)、『Hema Hema : Sing Me a Song While I Wait』(2016)、主な著作に『What Makes You Not a Buddhist』(Shambhala, 2007)、『Not for Happiness: A Guide to the So-called Preliminary Practices』(Shambhala, 2012)、『The Guru Drinks Bourbon?』(Shambhala, 2016)がある。